資料集

横浜市の「保育所整備の手引き」での『学会推奨値』への言及について

ご存じのように2020年6月、日本建築学会の「学校施設の音環境保全規準・設計指針」が改訂され、「保育施設の音環境」として保育室内の騒音レベルと残響時間についての「推奨値」が示されています。

横浜市が示している「保育所整備の手引き」、「小規模保育事業整備の手引き」では遮音や吸音が学会推奨値に収まるよう、さらには、高架下等の園には騒音測定を求める文言が記載されていますので、ご紹介します。

今後の園つくり、既設園での音にかかわる環境整備の参考にしていただければと思います。


「保育雑誌MiRAKUU」掲載記事紹介:子どもの「聞こえ」を育む環境について

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当協議会の志村コーディネーターが保育施設の音環境について、その課題や子どもの「聞こえ」への影響、改善の工夫などについて執筆した記事が「保育雑誌MiRAKUU」の本誌vol.38,39、およびWEB版(全4回)に掲載されています。


日本建築学会による「保育施設の音環境」推奨値について

日本建築学会から「保育施設の音環境」として保育室内の残響時間についての「推奨値」が示されました。具体的な「推奨値」は 0.4 秒(保育室の床面積50㎡・高さ2.5メートル程度の広さの場合)と掲示されています。


「音響技術」掲載記事紹介:施設の設計、改修事例、吸音材について

音響技術の啓蒙活動を行っている日本音響材料協会 が発刊している定期刊行誌「音響技術」の2021年3月号 No.193【Vol.50 no.1】では「こどもと音環境」を特集しています。

(保育)施設の設計を行う際、また、改修を考えておられるみなさまには有用な情報がたくさん紹介されています。室内の吸音をお考えのみなさまが、具体的な検討をする際に役立つことと思います。
大建工業株式会社ならびに音響材料協会からの了承を得て、掲載記事と関連記事を紹介します。


 保育室の残響音に着目した調査研究報告書

全国私立保育園連盟と志村洋子先生を中心としたグループが、同志社大学赤ちゃん学研究センターの小西行郎先生監修の下、『保育者と子どもが心地よくかかわり合える音環境に関する研究』をテーマに共同で調査研究しました。(2014~2016年)
その成果をまとめた報告書の紹介を、全国私立保育園連盟 保育・子育て総合研究機構研究企画委員会にご了承いただきました。


保育室内の「音環境」について、学会で発表しました。

日本赤ちゃん学会第21回学術集会(2021年6月12-13日)が、慶応大学赤ちゃんラボ皆川泰代教授のもと、オンラインで実施されました。

ラウンドテーブルやシンポジウムなど、赤ちゃん研究の最前線についてさまざまな発表や報告、議論が交わされる中、本協議会は「ポスター発表」に参加しました。


N保育園の音データ比較

このグラフは、赤のラインは保育室内の吸音工事前の残響時間、青のラインは吸音工事後の残響時間の状況を示しています。工事前の残響時間はほぼ1秒あったことを示しています。吸音工事後は残響時間がおよそ半分になりました。

詳細ページでは「音」を聞くことができます。


騒音の目安について

騒音を示す単位の解説、環境音の音圧と実際の音源例とレベル例、参考になるサイトを紹介します。